感染予防
- 主要な感染症(インフルエンザウイルス、ノロウイルス、新型コロナウイルス感染症、結核菌、レジオネラ菌、疥癬など)のマニュアルを整備し、日常の予防策から発生時の対応、行政への報告などが適切に行えるようにしています。
- 感染症発生時は、湘南鎌倉総合病院の感染症専門医からアドバイスが受けられる体制を整えています。
- 手洗い方法、ガウンテクニック、嘔吐物の処理などを、実際に使うアイテムを使いながら研修を行っています。
- ”清潔エリア”と”不潔エリア”を区別し、不潔物(使用後のオムツなど)が清潔エリア(食堂フロアなど)に入り込まないよう徹底しています。
- フロア内の空気の除菌ができる紫外線除菌装置「くりんクリン」や 乾燥シーズンには大型の加湿器をレンタルし湿度管理をしています。
- 地下1階と2階の浴室は循環浴槽となっています。レジオネラ菌の発生を防ぐため、塩素濃度のチェックと専門業者による水質検査を実施しています。
事故防止
- ブレーキのかけ忘れによる転倒を防ぐため、「自動ブレーキ車いす」を導入しています。
- 居室内での見守りを行うため、全居室に見守りシステム「ライフレンズ」を導入しています。
- 事故発生時は、事故状況の再現写真を撮影し再発防止カンファレンスに活用しています。
- 送迎車両にはドライブレコーダーを装備しています。
- 送迎業務の前後に 呼気のアルコールチェック を実施しています。
防災
- 自然災害に迅速に対応するため、地域住民の方々も参加する防災避難訓練を実施しています。
- 定期的に専門業者による停電点検を行い、非常電源の動作確認や停電時の対応方法の確認を行っています。
- スプリンクラーなどの消火設備や通報装置などは、専門業者による定期的な点検を行っています。
- 各フロアに3日分の非常食を備蓄しています。
- 災害後に事業を早急に立て直すための計画「事業継続計画(BCP)」を策定しています。
虐待防止
- 高齢者の虐待防止・早期発見のため、身体拘束適正化・虐待防止委員会が中心となり施設内のモニタリングを行っています。
- 適正な手続きを踏まない身体拘束も虐待であると考え、身体拘束を実施する場合の手続き方法や書類を整備しています。
- 身体拘束適正化と高齢者虐待防止に関する研修を年2回以上行っています。
- 高齢者虐待は 認知症高齢者に対するものが多い との統計を踏まえ、認知症ケアに関する研修を年2回以上行っています。
- 法人外にコンプライアンス相談窓口を設置し、定期的に職員アンケートを実施しています。ハラスメントや不適切ケアを発見したスタッフが声を上げやすい環境づくりに取り組んでいます。
- 外部機関によるストレスチェックを定期的に行っています。
緊急時の対応
- 心肺停止や呼吸困難などの緊急の場合に備え、施設内にAED(自動体外式除細動器)を設置しています。
- 看護職員だけでなく、介護やリハビリ職員もBLS(一次救命処置)が行えるよう、定期的に実地研修を行っています。
- 停電時でも医療機器が使えるよう、非常電源を設置しています。
- スムーズな救急搬送ができるよう、湘南鎌倉総合病院と定期的に連絡会議を開催しています。
経営の安定化
- 事業計画に沿って収益や経費、今後の見通しについて、毎月の管理運営会議にて報告されています。
- 管理運営会議では、ベッド稼働率、今後の入退所状況、人員体制、経費削減策やその他の問題について検討し、安定した経営ができるよう努めています。
- 徳洲会のスケールメリットを活かし、医療資材や消耗品などを安価で購入しています。
- 徳洲会本部により、経営状況や法令順守などののモニタリングが行われています。
- 外部の会計事務所により適切な会計処理が行われているかのチェックが行われています。
職員教育
- 法定の研修を含め、感染予防、事故防止、身体拘束適正化、高齢者虐待防止、褥瘡予防、非常災害時の対応、緊急時の対応、接遇、介護保険制度について、認知症ケア、個人情報保護、法令順守についてなどの項目に関する研修を毎年行っています。
- 職員の負担軽減のため、ほとんどの研修はWebで行っています。
- 感染予防(ガウンテクニック、嘔吐物の処理)非常災害時の対応(避難訓練、消火訓練)、緊急時の対応(通報訓練、心肺蘇生)といった研修は、実際の状況を再現しながら研修をしています。
- 資格取得支援を積極的に行っており、認知症ケア実践者、ダイバージョナルセラピーワーカー、指導者教員資格などの資格では、研修費用や交通費の補助を行っています。
- 介護初任者研修、介護実践者研修、介護福祉士試験対策も行っており、介護経験のない職員も安心して働けるように取り組んでいます。
- 徳洲会グループ内の介護施設・事業所と協力し、交換研修を行っています。
- 段階的教育プログラムを取り入れています。役職や経験年数に応じた研修を実施しています。
職場環境改善
よりよいケアを提供するためには、よりよい職場環境が重要と考えています。当施設では、働きやすい環境を作るため、以下のような取り組みを行っています。
- 年間公休 110日 + リフレッシュ休暇 4日
- 有給休暇取得管理 取得数が少ない場合は取得を勧めています。
- 食事代一部補助
- 住宅手当最大3万円
- 交通費全額支給
- 資格取得支援制度(受講料、交通費補助)
- 医療費負担一部補助
- 年1回の健康診断(夜勤者は年2回)
- 産休・育休・介護休暇の利用推進
- 法人外にコンプライアンス通報窓口を設置